御 祭 神
・応神天皇(おうじんてんのう)
・神功皇后(じんぐうこうごう)
・比売大神(ひめおおかみ)
ご 由 緒
生立八幡宮は養老7年(723)に創建され治暦3年(1067)に現在の所に移転。 旧県社で「犀川総鎮守」といわれ、旧藩政時代は「仲津郡大社」「一郡一社之宗廟」として、藩からの手厚い保護を受け、現在のみやこ町犀川・豊津、行橋市の一部の氏神様として広く信仰を集めていた。生立(於比多都=おいたつ)の名称の起源は、神功皇后が筑紫の地で応神天皇をお産みになり、翌春、大和の国に行かれる途中この地に立ち寄られ、ご幼少である応神天皇は霊石(現在大村区に現存)と神功皇后の御膝につかまり初めてお立ちになられた。これを皇后は非常に喜ばれ「わが御子すでに生い立つなり」と言われたので、その名がついたと伝わっている。
ご 神 木
樹齢約800年ぐらいと伝わる楠の古木です。神功皇后が自ら放たれた蜷(にな)が生息しています。嘉永7年(1854)小倉藩が大砲の台座の用材に差し出すよう要求したときも、時の宮司や地元氏子の方々のおかげで伐採されずにすんだ伝説があります。